Date
水曜日, 7月 20th, 2011
Ferri – A broken carousel リリース
serphとmatryoshkaによるリミックス曲収録
福岡出身、東京在住のアーティストFerri(vo.key.programing)によるデビュー作。
心の中にしまい込まれた「思い出」や「郷愁の念」に焦点を当てた作品となっている。
そこには懐かしさ、愛おしさ、寂しさ……様々な感情があり、聴く者の心に宿る「何か」に訴えかけてくる。
Movie
Listen
Ferri – A broken carousel
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デビュー・アルバム 2011/7/20リリース
Ferriはアメリカにて6年間、ミュージカル、声楽、クラシック・モダン・コンテンポラリーダンスを学んだという異色の経歴の持ち主。
頭の中で踊りと音を常に結び付けて作曲しているというだけあって、まるで舞台のようなくっきりとした情景が浮かんでくる。
ミュージカルのようなFerriのヴォーカルスタイルは、そんな作品のイメージを顕著に象徴している一つであろう。
そして、ポストクラシカルのような生楽器による美しい旋律。ダブステップやトリップホップ、さらにはドリルンベースの要素も取り入れた攻撃的なビート。走馬灯のように駆け巡るアンビエンスなエレクトロニクス音。
Aureole森大地が主宰するKILKより今年屈指のエレクトロニカ作品のリリースです。
A broken carousel
artist: Ferri
title: A broken carousel
label: kilk records
catalog no.: KLK-2008
release date: 2011.07.20
Illustration:Ami
¥2200(送料込み) orders from Japan |
$22 incl. shipping orders from outside Japan |
1. コノ先二在ルモノ | |
2. Fading sigh | |
3. Slow circulation | |
4. Tomorrow comes after today | |
5. Zoetrope | |
6. Porte | |
7. Alegría | |
8. A Trapped Moment of Imitations | |
9. Requiem | |
10. Vindur | |
11. Light | |
Bonus Track | |
12. Secret longing (serph remix) | |
13. Labyrinthine Split Second (matryoshka remix) |
参加アーティスト
- 森大地 (Aureole) / プロデュース、アレンジ
- üka / ヴォーカル、チェロ
- saiko (Aureole) / フルート
- 斉藤KAZU / ギター
- cellz cellar / アレンジ
- serph / リミックス
- matryoshka / リミックス
- Ryan Cosebom (Stripmall Architecture , Halou) / ミックス、マスタリング
- Illustration: Ami
Photo
Art Direction: Koji Nishida (RAKU-GAKI) / Make-up: 幅 勇樹 / Hairstylist: 池田 佳史 (Jolly-group)
Comments
白い空間に描かれたモノクロの点と線。その上に多くの感情、あるいは才能が色をつけ、形を加え、時には破壊する。経過は完成であり、またその逆も然り。幾重にも積み重なる平行した世界の中で、彼女の提示した結果はその中で最も美しいと言える。確かなものをどこに見い出せば?とりあえずLabyrinthine Split Secondって曲を聴いてみて。失った優しい記憶を取り戻せるなら、命を懸けてもいいとさえ思える。
– Takahiro Kido
耽溺と覚醒は同時に起きる
– ハイスイノナサ 照井順政
彼女の曲を語るに当たって特筆すべきはこのボーカル力であろう。透明感のある類まれなる歌声が、音とビートが織りなす漆黒の影のような音楽の中で浮遊しているようである
– Sylvain Chauveau
近寄りがたい「陰」の中に迷い込んでしまいました。
でも、とても心安らぐ時間が流れているので、ここにいようと決めました。
– cokiyu
ferriを初めて聞いた時、音楽は耳を伝い、目に入って来て、
音像となった。
風景の見える音楽。
音像はある時は優しく、ある時は切なく、風景をクルクル変えながら、
聞く人を異世界に誘うだろう。
– 篠田利隆 (映像ディレクター)
私の体のまん中でまっすぐじっくりとのびていく花のようで
不安定な体や心を支えてくれる音たち
体の中心から心地よくなって
穴という穴から花が咲いていくみたいに優しく包みこんでくれる
花の毛布をそっとかけられたみたいだ
まるで音の薬箱で 涙の一粒一粒が鮮やかな色に変わって浄化されていく
せつなくて なつかしい そして あたたかい
– 三東瑠璃 (ダンサー)